第16回日本サイコセラピー学会ご挨拶

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 この度、平成27年3月28日・29日に第16回日本サイコセラピー学会を開催することとなりました。
 本学会は、主として医療ならびに関連領域の臨床現場でサイコセラピーをいかに運用し活用していくか、どのようにサイコセラピー技法を学んでいくか,さらには今後どのようなサイコセラピー技法を開発していくべきかといった研究ならびに臨床実践の結果を発表し研鑽を積む場となっております。発表者の背景となるサイコセラピーの技法は様々であり、学会が中心に据えているサイコセラピー技法は特にございません。むしろ異なる流派の実践的な交流の場といった方向を目指しております。
 さて私が会長を務めさせていただく第16回学会は、「サイコセラピーの現在(いま)(ひら)く」という大会テーマで開催させていただきたいと考えております。今学会は,「パーソナリティ障害の精神療法」と「親と子のこころを護るサイコセラピー」という二つのシンポジウムを中心に,二つの教育講演,二つのランチョンセミナー等を企画しております。伝統的な精神分析や力動的精神療法,さらには家族療法や遊戯療法などの意義を意識しつつ、現在世界の潮流の中心にある認知行動療法、さらには母子関係の改善を目指した新しい行動療法などの諸技法にも注目し、サイコセラピーの可能性について議論を深めることができれば幸いです。
 本大会が実りある学会となりますよう、主催者一同努力して参る所存です。多くの方のご参加を、何とぞよろしくお願い致します。

第16回日本サイコセラピー学会会長
齊藤万比古
  

総合母子保健センター愛育病院
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